本多静六 -「自己の真価はただ自己の努力によってのみ発揮される」

個性は努力で作る

「個性」というのは、誰でも何となく漠然と理解しているようでいて、逆にそれがためにほとんど誰もがその実態をいまいち正確に認識できていない、そういうもののように思えます。

自分の生を最大限に生かす、ためにはどうしたらいいか。
参考になる話がありましたので、紹介します。

本多静六 著『自分を生かす人生』から要約

  • 個性の大部分は自己の努力で作っていくもの。
    努力すればこそ、いつしか自然に自己に潜在する実在を発揮し得る。
    換言すれば、自己の真価はただ自己の努力によってのみ発揮されるもの
  • 「巨匠は制限の中に生まれる」とはドイツの諺。
    制限を忍耐した体験のない者は決して有効な働きはできないものである
  • 一切の悲観をやめ、絶えず快活に生きる。
    朝目覚めれば、今日も生きていたなと感謝する。忙しければ、働き得ることを感謝する。
    貧すれば負担の軽いことを、富めば思うままに有益な使い方ができることを、感謝する。
    本を読めば本が面白く、人が来れば人が、海に行けば海が、山に行けば山が、面白い。
    あらゆる場面に、その楽しく愉快な明るい方面にのみ心を振り向ける。
    するといかなる仕事にも、快く当たってベストを尽くすことができる
  • 一度決めた方針は、いかなる困難に遭おうとも変更することなく、専心努力すること。
    これは成功上きわめて必要なことで、実に努力の前には不可能ということはないのである。
    実際不成功者の多くは、いずれも成功者と同じように努力しているのだが、
    ただそれがもう一歩というところで迷い心が生じて、その努力を中止してしまうのである


こういう話には、感銘を受ける人もいれば、逆に抵抗感を示す人もいます。
その両者の違いは何なんだろう?と考えてみると、それは恐らく「努力」という言葉の意味・解釈の違いにあるんじゃないかなと思います。

抵抗感を示す人にとっての「努力」とは、いうなれば
『何も考えず黙々と同じことをやり続けること』
というような類の解釈のようなのです。

それじゃ、物事が上手くいかなくても当然ですよね。考えること、知恵を出すこと、を放棄しているんですから。
「巨匠は制限の中に生まれる」とは、「制限の中で小さく済ませばいい」というのではなく、一つの解釈として「制限の中で工夫を凝らすから、新しい何かが生まれる」ということだとも言えます。工夫や改善なくして、それを努力と考えるのは、ちょいと考えが甘すぎるのではないかな、と思います。

 

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