【半グレ】不良たちが「半グレ」を選択する理由

半グレ

一部の暴力的な事件から、大規模な詐欺事件まで、最近では「半グレ集団」の関わりが指摘されたり疑われたりする事件が増えてきました。

暴対法や暴力団排除条例などの施行を考えれば「ヤクザは動きづらく、その辺のチンピラが幅を利かせるようになる」ことはまあ当然のことではあるのですが、改めて、なぜヤクザではなく半グレという生き方を選択するのか。不良たちの「半グレ集団化」の実態について、要点をまとめてみました。

溝口敦 著『暴力団』『続・暴力団』から要約

  • 半グレ集団のシノギには詐欺的なものが多い。
    振り込め詐欺やヤミ金、貧困ビジネスなど。
    こわもての恐喝より、知能的な詐欺が彼らの犯罪の基調になっているため、
    暴力団に入ることにメリットをあまり感じない
  • かつての不良は、ほぼ20歳を境に、暴力団になるか
    堅気として生きるかの選択を迫られた。
    しかし今は暴力団の手前に半グレ集団というダムが、都会の随所にできている
  • 半グレなら、堅気に戻るのは比較的簡単。
    そのため、脱退するとなったら半殺しの目に遭う暴力団よりは気軽に入れてしまう
  • 半グレであれば法令の扱いは一般人。それなりに人権も擁護される。
    暴力団と半グレとでは量刑にかなりの差がある。
    ところが現在、一般人が受ける被害は、振り込め詐欺やヤミ金被害にうかがえるように、
    むしろ半グレからの被害の方が大きい可能性がある
  • FBI の公表した報告書によると、世界各地に駐留する米軍内には
    少なくとも53のギャング組織があり、武器の密売などをしているという
  • 半グレ集団の登場は日本だけではないのかもしれない。
    世界のマフィア地図も激変している上、犯罪集団が分散化、セミプロ化、
    つまり半グレ集団化しているのではないかと疑われる


現状は、世の中の「黒い部分」を無理に排除しようとした結果、「濃いグレー」がどんどん大きくなってきてしまった。しかも「グレー」は「白」と隣合わせなので、一般の人が被害に遭う機会もその内容も、むしろ深刻なものに。
といったところでしょうか。

 

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