あなたの「働く価値」が「学歴・資格・経験」によって評価される理由

「働く価値」が「学歴・資格・経験」によって評価される理由

仕事において、学歴よりも本人の熱意、その仕事への適性が重要なのは、言うまでもありません。しかし世の中では、熱意や適性といった「やらせてみなければ分からない」ものは一切無視して、仕事の出来不出来とは関係のない学歴や資格や経験で「あなたの働く価値」が評価されます。

なぜそういう評価の仕組みになってしまっているのか。そのことを理解するのに参考になる部分がありましたので、紹介します。

橘玲 著『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』から要約

  • 人的資本論では
    『人の働く価値は「学歴」「資格」「経験(職歴)の3つで評価できる。』
  • 私たちは複数の知能を持っていても、そのすべてを教育によって伸ばせるわけではない。
    そのため、競争に勝って異性を獲得しようと思えば、
    最も得意なものに資源を集中するのが最適な戦略だ
  • ところが市場は、いろんな知能を平等に扱うわけではない。
    身体運動的知能や音楽的知能に比べ、言語的知能や論理数学的知能は
    他人よりちょっと優れているだけで労働市場で高く評価される。
    医者や弁護士、エリートサラリーマンとして生活していける
  • 持って生まれた知能には得手不得手があるのに、
    市場経済は特定の知能だけを高く評価する。
    これでは格差社会になるのも当然だ
  • がしかし、もしあらゆる評価を否定すれば、
    あとは人を評価しない共産主義の理想世界しか残されていない。
    歴史は、そうしたユートピアがグロテスクな収容所国家を生むだけだと教えている
  • つまり私たちは、持って生まれたものはそれぞれ違うけれども、
    それでも何かしらの評価基準によって評価を受ける必要がある。
    ただしそれは、できる限り「努力」の介在がある指標によって。
    それが「学歴」「資格」「経験(職歴)」


「人を評価しない」というのは、それはそれでヤバい、ということを歴史が教えてくれています。どちらに転ぼうと「完璧」は無理なのであれば、まだマシな方を選択しよう、というのが現実のところなのかもしれません。

 

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