世界的には「尖閣諸島は日本固有の領土ではない」ことの理由

尖閣諸島は日本固有の領土

日本人の感覚では、尖閣諸島は日本固有の領土であることが明白であり、中国がどんな言いがかりをつけてきたところで、その事実は覆るわけがないように思えたりします。
ところがどっこい、現実には、そう安穏としてもいられないような情勢の変化が、所々で見られます。

なぜ、日本の領土が、世界から見たら「日本の領土かどうかは定かでない」ような見え方になってしまうのか。世界の事情を知る上で参考になる部分がありましたので、紹介します。

武田邦彦 著『日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた』から要約

  • 「国」と言っても、日本のように2000年も同じ場所に同じ民族が
    同じトップ(天皇)をいただいて「○○国」と名乗っているところなど他にない。
    歴史が長く、比較的変化の少なかった国といえばイタリアとエジプトぐらいだが、
    これらも民族はかなり変わり、時に分裂して複数の国になり、
    もちろん王様は次々と代わってきた
  • 日本以外の国で日本みたいな「国」の意識があるところはない。
    力で追い飛ばされれば見知らぬ土地で新しい人生を送るのが常
  • アメリカも、イギリスから逃げてきた人たちが
    インディアンやメキシコ人を殺して土地を奪い、ロシアからアラスカを買収し、
    スペインと戦争してフィリピン、グアム、サイパンなどを取り、
    そして軍隊を持たなかった平和なハワイ王国も襲った
  • 日本人はアメリカに対して「尖閣諸島は日本固有の領土だから、
    日米安保で日本を守ってくれ」と頼んだりしているが、とんでもない。
    もしアメリカがそれを認めたら、日本が尖閣諸島を領有した年(1895年)
    より後に領有したハワイを手放さなければならない
  • そもそも世界で「固有の領土」を持っているのは日本だけだから、
    世界的には国の領土は「実効支配」しているかどうかで決まる


同じ場所に同じ民族が同じトップをいただいて歴史を刻んできた幸せな民族にとっての常識は、争いを通じて奪い・奪われしながら生きてきた圧倒的多数の人々にとっての常識とは、随分ズレがあるようです。

幸せに、平和に生きてきて、いざ困った時には「アメリカさん、助けて」では目も当てられないと思います。それじゃただのボンクラになってしまいます。自前の防衛力がいかに大事なものか、改めて考えさせられます。

 

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