市場経済の本質 −− 最も強い●●が生き残る制度である

楽観と楽観が戦い、最も強い楽観が生き残る制度

牛尾治朗 ウシオ電機 会長

|月刊誌『致知』2014年7月号より

市場経済というものは本来、企業を担う経営者が前向きにチャレンジする場であり、楽観と楽観が戦い、最も強い楽観が生き残る制度であるともいえます。

アメリカの経営学者ピーター・ドラッカーは、決断に際しての4つの優先順位というのを説いています。

第一に、過去ではなく未来を選ぶ。
第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。
第三に、横並びではなく独自性を持つ。
第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ。

そして、この4つを選ぶのは見識ではなくリーダーの勇気であると主張しています。
この勇気こそは、楽観主義の最たるものといえます。

ドラッカーの説く決断に際しての4つの優先順位を「リーダーの精神的態度」という観点から見てみれば、どれも「楽観」的な態度であることが分かります。なかなかそういう視点で見れる人はいないと思いますが、なるほど、ドラッカーの言う「勇気」というものさしよりも「楽観」というものさしで考えてみると、感覚的にすっと理解しやすく、勉強になります。

 

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