本多静六 -「人生の最大幸福は職業の道楽化にある」

職業の「道楽化」

よく言われることですが、私たちの人生の時間のうち、かなりの部分が仕事をしている時間になります。直接的な「仕事の時間」以外にも、多くの時間を仕事のことを考えたり仕事のための移動や転居や周囲との関係などに費やされます。

となると、仕事が楽しいかどうかは、かなりの影響力をもって私たちの人生の幸福度を左右するものだということが理解できます。

本多静六 著『自分を生かす人生』から要約

  • 人生の最大幸福はその職業の道楽化にある。
    書画などの名人がその職業を苦労としないで楽しみにやっているのと同様に、
    すべての人が各々その職業を道楽にすることである
  • 職業を道楽化する方法はただひとつ、努力にある。 碁でも将棋でも、
    習いはじめで王手飛車取りなどに引っ掛かっている間はあまり面白くもないが、
    少しわかってきて、こちらからそれを掛けるようになると、面白くてたまらなくなる
  • 金は道楽のカス。盛んに職業道楽をやれば、自然にカスはたまる
  • ゲーテも「天才とは何ぞや、勤勉是也」と言っている。
    努力ははじめ多少苦しくとも、続ければ、必ずや面白くなり、道楽になる
  • 古いカスは、精神的享楽のために使うといい。
    慈善とか社会奉仕は、決して人のためにするものではない。
    自分の心の満足、喜悦のために行う
  • すなわち、努力によって職業を道楽化し、その道楽のカスをため、
    生活を単純なものにしてカスをいよいよ多くため、
    そのカスは古い方から順に精神的享楽に使う。
    すると世の中の皆が享楽することになる。それゆえ金持ちの多いのを世間も喜ぶようになる


このサイトで使用している(記事に付与する)タグの中に、「カス」というものがあります。これはこの要約で紹介している「金は道楽のカス」という考え方に触発されて付けたタグ名です。

いかにして金を得るか、ということに焦点を当てるのではなく、いかにして職業を楽しみ尽くすか、ということに焦点を当てて生きていきたいな、という風に思います。

 

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