幸福や成功への近道は「自分の得意な分野で評判を獲得すること」

評判を獲得

世の中には、大多数の人間にとってはちょっと理解しがたい趣味などがあります。Twitter や Facebook のようなよく知られた SNS でもそうです。興味ない人間からしてみれば、SNS のどこがそんなに面白いのか、さっぱり分からなかったりします。とはいえ、それを楽しんでいる人、夢中になっている人が大勢いるのだから、そこには何かしらの「人間を夢中にさせる力」があるのもまた事実です。

そこで、そんな「人を夢中にさせる力」を理解するのに参考になりそうな考察を、500字以内に要約して紹介します。

橘玲 著『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』から要約

  • ハッカーたちが 1円にもならないオープンソースやフリーソフトの
    プロジェクトに参加するのは、仲間内で「評価」を獲得するという
    ゲームに夢中になっているから
  • 豊かな社会では、お金よりも評判のほうがずっと魅力的になる。
    お金は、量が増えるにしたがって魅力が減る。
    しかし評判は、麻薬と同じで一度手にしたらもっと欲しくなる。
    しかも手にしたものも時間とともに失われていく。
    だからお金よりもずっと貴重な資源となる
  • 「金銭的な報酬」は、人のやる気を削ぐ。
    面白いからやっていることでも、それによって金銭的報酬を支払われると、
    それが仕事になってしまい、とたんに本来の「面白さ」がどこかに消えてしまう
  • 大型クルーザーでモナコ港に乗りつける大富豪も、
    Linux を改良するハッカーたちも、Facebook や Twitter の参加者たちも、
    評判の獲得という同じゲームをしている。
    人々は物心ついたときから、学校や職場やサークルの友人・知人、
    上司や同僚、敵味方の間で評判を求めて争っている。
    私たちが他者の評価(承認)を求めるのは、幸福がそこにしかないから
  • プログラミングに限らず、これから様々な分野で
    評判獲得ゲームがグローバル化されていくだろう


たとえば、(他人より)豊かな暮らしを送りたい、いいクルマに乗りたい、新しいものが欲しい、…。それらも全部、結局のところは「他者からの評価」を欲しているだけなのかもしれません。つまり、「お金持ちになりたい」という願望でさえ、それは実のところ「人からの評判を獲得したい」「人に認められたい」という欲求が変化したものに過ぎない、のかもしれません。

そんなことを考えてみると、インターネットの普及は「資本家が主役である資本主義社会」から「評判の良い者が主役になる評判主義社会」への、世の中の変化の第一歩になっているのかも、なんて風にも思えてきます。

 

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