デフレの原因と対策 – 今は実力が評価される時代への過渡期。我々がすべきは「勉強」

生涯続く「デフレ」「人余り」に我々はどう対処すべきか - 自分の価値を高める努力を

経済学って、他の学問と違った面白さがあります。日銀総裁ほどの、いわば経済界のトップオブトップの人ですら、経済学の権威から「マクロ経済のことを何も知らない」「こんな無知な人が…」なんて言われたりする、なんて言うか、不思議な世界です。

ただ、学問することが目的の人たちならそんなでもいいかもしれませんが、我々一般人にとっては経済の見通しは切実な問題で、それを見誤ることは大きな損失にもつながりかねません。

論壇の場ではよく「デフレ脱却」とか何とか叫ばれていますが、どんなに議論したところで、本当にそんなことできるのでしょうか。この記事執筆時点で既に、一国の経済政策ではどうにもならないことがほぼ明らかになりつつあるように見えます。

ということで、今後の日本の労働環境について、その見通しと、この時代の流れに乗るための方法について、参考になる話が斎藤一人さんのお弟子さんである小俣貫太さんの著書『斎藤一人 時代を読んで「ひとり勝ち」』にありましたので、紹介します。

デフレは世界同一賃金が実現されるまではどうしたって続く

  • このデフレは世界同一賃金になるまで終わらないんだよ。そうなるのには100年でもむずかしい。だから、デフレが続くのは、少なく見積もって100年ということなんだよ


アメリカという超大国が圧倒的な戦力を保っている限りは、地球上では大国同士の大きな戦争は起こり得ない。となると大国の生産力が、戦車や戦闘機ではなく一般の商品を生み出すことに向けられ続けるため、生産力余剰で物価が下がり続けます。

しかも中国に代表される大きな人口を抱える国の生産力の向上によって、生産は安いところへ、安いところへ、と移動していき、いずれアジアで人件費が高まってきたら次はアフリカ諸国に各国企業の生産拠点が移動していく。

そんな流れから、最終的に地球上のどこであろうと同じ仕事なら同じ賃金という状態に近づくまでは、物価は下がったり、横ばいを続けるとのこと。

そしてそんな世界同一賃金の状態になるのには100年じゃ難しいだろうから、少なく見積もっても今のデフレは向こう100年は続く、と。

“ギリギリまで社員を減らす”ことが企業にも社員にも利益になる

  • 今まではモノが余っていたけれど、これからは本格的な『人余り』になるよ


これまでの時代におけるリストラとは、余剰人員を切る、というものだったと思います。でもこれからのリストラは、仕事があっても、ギリギリまで人件費を削っていく。そういうリストラを行っていかないと企業は生き残っていけない時代になってくるのだそうです。

  • 今までのリストラでは(中略)普通の働きの人は残していたんだけれど、これからは違うんだ。本当に厳しいようだけれど、役に立つ人だけしか残れないんだよ。普通の人さえいらないようになるんだ。


たとえば10人の社員がいて、そのうち「役に立つ人」が3人いたとしたら、他の7人には辞めてもらって、残った3人にこれまでの倍の給料で10人分の働きをしてもらう。

そうすることで働く人は給料が増えて嬉しい、企業側もこれまでの6人分の人件費で済んで嬉しい。そういう風に考えて人を雇うようになるのだそうです。

想像しただけで厳しさを感じますが、そういう進化を遂げていかなければ企業が生き残れない、そういう市場環境に今まさになりつつあるのかもしれません。

それでも大多数の企業の現在はまだ、日本市場は日本語という言葉の壁に守られている部分がかなり感じられます。が、世界で活躍する企業においては既に「現場で働く数百人のうち、自社社員は管理者数名だけ」なんてことも普通のことではないでしょうか。

実力が評価される時代 = 頭脳労働の時代

  • これから日本では頭脳労働の時代になるんだよ


企業はできるだけ人を雇いたくないと考える傾向が強まり続けるので、そのために作業の効率化を考えます。作業を効率化するための機械やシステムの開発が進みます。

そうなると、高度な機械を操作できる人であったり、すごく専門的な知識を持ったエンジニアなどの、いわば「これまでの時代の何人分もの仕事を1人でこなせる人」だけが企業にとって必要な人材になり、誰でもやれる仕事しかできない労働力はどんどん余っていってしまうとのこと。

  • 頭脳労働の時代になると、まじめで腕のいい人が1人いれば、10人分も100人分も仕事ができてしまう。だから、本当に実力がある人だけが生き残るんだよ。
  • イヤだと言っても、厳しいと思っても、時代は変わらない。それよりも、実力が評価される時代が来るんだと思って、喜んだほうがいい。時代に合わせて生きていくしかないんだよ。

まとめ

凡人としてはつい、「実力をつける必要性は分かったし、そのための努力は厭わない。でももし身につけるべき実力(知識や技術)を見誤ったらシャレになんねーな」なんてことを危惧してしまう気持ちもありますが。

さすがにそんな個別具体的な、個人の進むべき方向性については自己責任、というところでしょうか。

と、そんなことを考えていたら、こんな記述も。

  • 本業の勉強をしようって人は、お客さんや周りの人を喜ばせるために自分の時間を使う、本当に愛情のある人だよね。これからはね、愛があればあるほど、楽しく幸せに生きられる。そういう本当にいい時代が来るんだよ。実力って愛のことだよ。


つまりは、愛があれば身につけるべき実力も誤らない、ということになるでしょうか。具体的に言えば、自分のお客さんを喜ばそうって気持ちがあれば身につけるべき知識や技能も見誤らない、と。

(一応念のため:サラリーマンにとってのお客さんは勤め先・社長ですので。自社のお客は会社のお客、社長のお客)

なにはともあれ、自分を「余った労働力」にしてしまわないよう、精進していきたいものです。


以上です、
ではまた

 

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