格安SIMは遅い。ドコモ回線でもドコモと同じ速度が出るわけじゃない、という話

格安SIMは通信速度が遅い

格安SIMの通信速度はどの程度なのか?「ドコモの回線を使っています」「最大150Mbpsです」という宣伝文句を聞けば、誰だって「なるほど、ドコモと同じ回線を使っているのか。ならドコモのLTEと同じぐらいの速度は出るんだろう」と思い込むものだと思います。

でも実際のところは大手キャリアの通信速度とMVNOの通信速度は桁違いに違います。文字どおり「桁違いに遅い」という意味で。

実測値を載せているサイトやブログから情報を集めてみましたので、参考にしてみてください。

格安SIMにおけるLTEの通信速度(実測値)はどの程度か

ちなみに、初心者にとっては「その数字がどの程度の速さを意味しているのか?」というのが分からなかったりすると思うので、参考までに私の『ソフトバンク × iPhone6』における速度が自宅でどの程度かを先に載せておきます。

ソフトバンクのlteの速度

朝9時ということもあり、非常に速いです。恐らく他キャリア(ドコモ、au)ではこの数字は出ないんじゃないか?という速さです。WiMAXを自宅で使用した時よりも速いです。

実際のところは、ここまでの数字をスマホに求めるような用途は普通一般的な使い方の上では無いと思います。ただ体感的に「はえー!」という感じで気持ちがいいだけで。とはいえ、じゃあこの速度に慣れた人間がこの速度のたとえば5分の1の速度で満足できるか?と聞かれると、かなり微妙です。1/5だと8Mbpsぐらいで、まあそれでもWebを閲覧するには問題ないと言えばないのですが。サクサクっという感じは望めないので、微妙です。

という予備知識というか前提を踏まえた上で、さて格安SIMはどの程度の速度が出るのか?いろいろ情報を探してみたものをまとめて紹介します。

有名どころの格安SIMの実測値比較

掲載されているデータを基に、要点だけをまとめてこちらでグラフにしてみました。

まずは14年2月に更新されている 1000円を切る格安SIMで快適に“高速通信”できるのか 実測してみた (2/3) – ITmedia Mobile の記事から抜粋。

ちょうど、先に言及した「5分の1」のレベルですね。問題はないけど、サクサク感はないだろうなあというレベル。

次に個人ブログにあったデータから。「月額1,000円以下の格安データ通信SIM」8社の速度を、実際に測って比較してみた から抜粋。

上のグラフにもある「IIJmio(みおふぉん)」のSIMだけはまともな数字が出ていますが、その他のSIMはまあ遅い。これは使い始めに明らかに「おそっ!」と感じるレベルだと思います。

2個目のグラフには各社が公称している理論値をあえて一緒に載せましたが、これってどうなんでしょうね。ちょっと差があり過ぎじゃないですか?こんなんで許されている現状は問題ありだと思うんですが、たぶん法整備がこの方面では追いついてないんでしょうね。こんなんが普通に許されているなんておかしすぎますよ。車で言ったら「実燃費15km/l」なのに「燃費200km/l」と宣伝しているようなものですからね。めちゃくちゃ過ぎます。

混雑する時間帯はさらに遅くなる

しかも皆がよくデータ通信を使うような時間帯になると、この数字はさらに悪化します。混雑する時間帯は主に平日の昼12時~13時がピークになりますが、この時間帯では実際のところどの程度遅くなるのか?先のグラフで優秀な数字を出していた「IIJmio」のSIMの数字を載せてくれているブログがあったのでそちらを紹介します。

残念なことに、他の時間帯ではスイスイ通信できる「IIJmio」でも、混雑する時間帯だとこんな結果になってしまうようです。速度制限がかかった時の数字が通常「250Kbps」ぐらいですから、あの速度制限時の速度に毛が生えた程度の速度しか出ないということです。文字ばかりのサイトを閲覧するならまだ見れるかもしれないけど、画像がいくつかあったらもうイラッとしてしまいそうです。

最新の「ニフモ(NifMo)」の場合

先月末にサービスを開始したばかりの「ニフモ」ではどうでしょうか。サービスを始めたばかりなので混雑はあまりしないと思うのですが。実際に使ってみた人のレビュー記事がありましたのでそちらから要点を抜粋します。

※15年2月追記 自分でもニフモ契約して計測してみました

ニフモ(NifMo)の速度、実測値レビュー|最低10〜最高30Mbps|格安スマホ最速では?
格安スマホのニフモを契約したので、データ通信速度を測ってみました。評判通りの速さでした。地方で速度が心配な人は参考にしてみてください。

まず、通常時から。

まあ合格ラインというか、普段使いには困ることはない、不便を感じることはない数字だと思います。

次にお昼時。

こちらも、他のSIMの数字を先に知った上で見てみれば、悪い数字ではないと言えますね。ただしこれから加入者が増えてより混雑するようになったらどんな数字が出るようになるのか未知数ではありますが。

でもそれは他のMVNOでも同じことが言えるので、肝心なのは「どこのMVNOは通信設備の増強に力を入れる気があるか?」とか、そういうことを気にした方がいいのかもしれませんね。回線自体は大手キャリアのものを使うことしかできないので、そことの接続の部分の設備の問題になるんでしょうかね。詳しいことは分からないけど、でも同じ回線を使いながらMVNO各社で数字が違っている以上、何かしら「通信速度を保つためにMVNOができる施策」というのはあるんじゃないかと想像します。

はっきりしたことは「使ってみないと分からない」

となると…やっぱり「大手がいい」ということにもなってきてしまうんですかね。どうなんでしょう。BIGLOBEniftyといった大手の方が安心な気はどうしてもしてきてしまいます。ただ一つハッキリ言えるのは、「使ってみないとわからない」、先のことは「使い続けてみないと分からない」ということでしょうか。

 

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