どう戦うかより、どこで戦うか – オタクサークルの“姫”に学ぶ事業戦略のもう一つの視点

どう戦うかより、どこで戦うか

どうしたら成功できるか – お客さんを増やす方法、売上げを伸ばす方法…。それを考える時、つい盲点になってしまいがちな視点が一つあります。それが、どこで戦うか?という視点です。

いま自分が見ている世界において「どう戦うか(どうやって売上げを伸ばすか)?」を考えてしまうのが、大体の人だと思います。でもそれはある意味で「この激しい競争の中をどう戦い抜くか?」、つまり激しい競争に身をさらすことを前提に戦い方を考えている、ということでもあります。もしかしたらそんな競争とは無縁の「同じ商品でも、供給が全然足りていない、成功しやすい場所」が他にあるかもしれないのに。

ライバルに勝つ方法ではなく、ライバル不在の場所を探す

たとえば、お世辞にも可愛いとは言えないような女の子でも、女子とは無縁の男子の集まりに混じれば、男子たちからチヤホヤされたりもするものです。いわゆる「オタサーの姫」というのはその典型例です。

オタサーの姫

この姫たちがもし「可愛さ」を追求していたら

この“姫”たちが、戦場を選ばずに「どう戦うか」つまり「どうやってもっと可愛くなるか」にばかり気を取られていたら、はたしてこんなにモテることはできただろうか。絶対に無理とは言わないまでも、ちょっとそれは考えづらいことでしょう。彼女たちは「どう」ではなく「どこで」の部分で他の女子たちとは違う選択を取ったからこそ、モテることができているわけです。

所変われば品変わる

「パソコンの基本操作を学べる通信講座」は詐欺っぽい

たとえば通信教育や情報商材として「パソコンの基本操作を学べます」なんて教材を販売してみたって、それで儲けるのはかなり難しいことでしょう。特に情報商材みたいなものでは、「ワード・エクセルの基本操作を学べます」なんて教材であればわずか2万円やそこらでも「高い」「詐欺だ」みたいな言われ方をすることと思います。というかそもそも見向きもされないのが実際のところでしょう。

同じものでも「カルチャースクール」でなら

ところがこれが、「シルバー世代向けのパソコン教室」として、同じようなコンテンツを提供したら、たとえば半年間の全12回の授業だけで9万円もするような講座が、結構普通にその辺で開かれていたりします。もちろん全12回程度の授業でシルバー世代がワード・エクセルを使いこなせるようになんてなるわけもなく、恐らく現実としてはほとんどの受講者がまともに操作を覚えることもできないままに講座は終了しているはずですが。

「悪質な情報商材」以上の低品質商品はそこら中にある

悪質な情報商材でもなかなかそこまでの、つまりまともにワード・エクセルの操作を覚えることすらできないような内容で10万円近い代金を請求するようなものはないと思います。ところがそれも「シルバー世代向けのカルチャースクール」という“世界”においては、何ら問題がない。むしろ「高い金払った割には何ら身につかずに終わる」なんてことはどこか当たり前のことのような世界だったりもするわけです。

あなたの商品は、もっと質を下げても、もっと高値で売れるかもしれない

あなたの売りたい商材は、実際にさして“可愛くない”のかもしれない。“ブス”なのかもしれない。でも現実に、ブスでもモテている子はいます。「可愛くないからモテない」は大部分においては正しい解釈だけれど、でも可愛くなければ絶対的にモテないのかといえば、そうとも限らない。少なからず「私が可愛く見えない場所だからモテないだけ」という側面もあるはずなのです。

戦う土俵をずらしてみるだけでモテるかもしれない

自分の商材をもう一度、今までの「どうしたらもっと喜んでもらえるか?」という視点だけではなく、「このままでも喜んでもらえる場所や相手はいないか?」という視点でもって見つめ直すことも、一度行ってみてはどうでしょうか。

以上です、
ではまた。

 

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