結局、個人の能力の差なんて…|努力したら誰でも天才になれる

天才を観察してきて分かったこと。「努力したら誰でも天才になれる」

「どんな人でも、努力をしたら天才になれる」

あらゆる業種・立場の人々に多大なる影響を与え続けた経営コンサルタントの船井幸雄さんは、天才を観察してきた経験からそう言います。

天才について、それから能力の向上について、棋士の羽生善治さんとの対談で語られていた話から一部を抜粋して紹介してみます。

天才を観察してきた上で出た結論。「誰でも天才になれる」

  • 私は一時期、天才と言える人の特性に興味を持って、天才らしき人がいたら、できるだけ仲よくなり観察するようにしました。何人かの天才を見てきてわかったことは、天才とは天賦の才を持っているごく一部の人のことでなく、何事かを人並み外れたレベルで成し遂げた人のことです。すなわち、どんな人でも努力をしたら、天才になれるということです。(船井)
  • 一般的に、天才には奇人変人でバランス感覚や生活力のない人が多いと思われているようですが、そういったことはむしろ稀です。多くの天才は、すばらしい人間性の持ち主で、とても謙虚な人が多いようです。ただ、人並み外れてがむしゃらに仕事に打ち込み、愚直なまでに努力をする姿が、一般の人からすると、妙に感じられるのかもしれません。(船井)


猛烈な努力をしている姿が奇人変人に見えるだけ−−−そういえば野球の上原投手が昔、イチロー選手のことを、あまり正確には覚えていませんが何か「普通の人なのに神格化されすぎ」みたいな風に言っていたのを思い出しました。

他にも、これも詳細は忘れてしまったのですが、ある作家が天才だと思っていた作家のご自宅に伺った際に、付箋や赤線だらけの沢山の本を見て「天才は努力の人だったと知った」という趣旨のエピソードを語っていたのを読んだ記憶もあります。

私たち一般人がテレビや何かで垣間見る天才の姿って、もうそれこそある種の障害を抱えているんじゃないかってレベルのエピソードが目につくので、どうも天才的な人はその他の部分がどこかしら欠けているようなイメージをつい持ってしまっているフシがありますが、実際に近くで接してみればそんなことはないのかもしれません。

とはいえもちろん、何でも努力さえすればいいというわけではなく、自分の得意不得意を見極めて、長所を伸ばすようにしなければ大した成果は得られないようです。

良い部分を伸ばす

  • どんな人にも、それぞれ得意な分野が必ずあるはずです。人を教育する際には、画一的なテストの結果などにこだわらず、その人の良い部分を伸ばしてあげることが、ものすごく大事だと思います。(船井)
  • 四十歳を過ぎても、会社の欠点のほうが多く見えるのであれば、そのコンサルタントには、才能がないからやめなさいと言っています。(船井)


経営コンサルタントはいわば「成長させることのプロ」でしょう。企業を成長させることのプロです。そんな経営コンサルタントの中でもより優れたプロ中のプロは、クライアント企業の長所しか見ないそうです。

短所も目には入るけれども、そんな部分には意識を向けず、長所を伸ばすことに全力を傾けるそうです。そうして長所を伸ばすことによって、伸びた長所に引っ張られるような格好で短所は自然と修正されていき、全体として大きく成長していくそうです。

自社を日本一の経営コンサルタント会社に育て上げた船井さんは、この企業コンサルの手法はそのまま人材教育にも応用できると言います。

成功者の3つの特性

  • 成功者の特性を三つあげるとすると、素直、勉強好き、プラス発想、この三つはとても重要なことです。これらがなければ、まず成功はありえないでしょう。(船井)
  • 創業者には、ある特徴があります。それは自分の感覚を大事にするということです。これは素直さにも関係があるでしょう。(船井)


素直、勉強好き、プラス発想。この3つが大事だということを船井さんは生前あらゆる場面で繰り返し繰り返し語られていました。

以前どこかで、数学者の藤原正彦さんが、難しそうな問題を前にしたら「これは簡単だ」と言うといい、という話をされていたことがあります。天才的な数学者は難しい問題を見たらその瞬間に何の根拠もなく「It’s so easy」などとつぶやいたりするそうで、そういう精神的な姿勢が大事なんだ、という話でした。

怯んでしまったり逃げ腰になってしまいそうなところで、いかにプラス発想ができるか。その精神的なある種の強さが、何かで成功したり難問を解いたりといった、ある程度以上のレベルの世界では必要不可欠なものになってくるのかもしれません。

才能とは「情熱を継続できる力」

  • かつての私は、才能とは一瞬のひらめきのようなものだと思っていました。将棋を続けてきた今、才能とは何かと問われたならば、十年、二十年と同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられる力のことだと思っています。(羽生)
  • (一瞬の閃きがある人より)情熱を継続できる力を持つ人のほうが、長い目で見ると伸びるのです。(羽生)
  • また、情熱を持ち続け、努力をし続けることで、結果的に直感力や閃きも生まれてくるように思うのです。(羽生)


羽生さんは、将棋の奨励会にいる若い人たちをたくさん見てきた経験から、「結局個人の能力の差とは、はじめの差はたいした差ではなく、本人の努力と継続して情熱を持ち続けることにあるのではないか」と思うようになったとのこと。

他分野でも、たとえば野球のイチロー選手も度々、名選手になるには「少年の頃に抱いていた野球に対する情熱をいかに保ち続けられるかが最も重要」と語っています。そういえばサッカーのメッシやネイマールやロナウドも、彼らは本当にいつも楽しそうにしています。

傍から見ると「子どもの頃からずっと同じことしてきたのに、なぜ飽きない?」と私なんかは思ってしまったりもしますが、そのずっと楽しみ続けられる力こそが彼らをその世界のトップに登りつめさせている才能そのものなのかもしれませんね。

まとめ

努力さえすれば誰でも天才になれるというのは、夢のある話です。ただし、人並み外れた努力・情熱の維持ができるのであれば、という条件付きですが。

大多数の一般人であれば成果をあげたい対象は仕事になってくるかと思いますので、その仕事に対する情熱をどう掻き立て、長い間保ち続けるか。

自分の長所を見つけて伸ばし続け、自分の仕事の良い所を見つけてそこに焦点を当てることによって情熱を保ち続ける。そんな努力が天才たちに一歩近づくための方法のようです。


以上です、
ではまた

 

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